下準備って何が必要なんだろう。やっぱり「データベース」を作るんだもの大変に決まっているわね。アンケートプログラムのデータをデータベースで作るのよね。
高橋先生:InterBaseのデータベースを使うためにはInterBaseサーバーを起動しておく必要がある。InterBaseサービスマネージャーはInterBaseサーバーの管理をしてくれるツールで、InterBaseサーバーの起動ができるよ。Windows OSのスタートメニューを使ってInterBase サービスマネージャーを起動しよう。 |
ナッキー:下準備はほかに何をしたらいいですか? |
高橋先生:起動できたら「InterBaseをWindowsサービスとして起動する」のチェックをはずして[起動(S)]ボタンをクリックする。それで下準備は完了だね。 |
ナッキー:え?それだけなんですか?もっといろいろやるのかと思った。 ちょっと気になったんですけど、ネットワークを使ってなくてもInterBaseサーバーを使うんですか?「サーバー」っていうとネットワークって感じがします。 |
高橋先生:「InterBaseクライアント」はInterBase データベースのデータにアクセスするプログラムのこと。InterBaseサーバー、つまりデータベースとInterBaseクライアント、つまりプログラムが同じパソコンにあればローカル接続になるし、ネットワークでつながっていればリモート接続ということになる。どちらにしろ、InterBaseサーバーは必要だよ。 |
ナッキー:プログラムとデータベースは「接続」するから、「InterBaseサーバー」って呼ぶんですね。 |
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下準備は簡単だったわね。では操作してみます。Windows OSのスタートメニューで「Borland InterBase 7.5 Develper [instance = gds_db]」の「InterBase サービスマネージャー [instance = gds_db]」を起動します。
「ステータス(T)」欄に、「InterBaseをWindowsサービスとして起動する」を確認して、先頭のチェックが付いていたらクリックしてはずします。「ステータス(T)」欄に「InterBaseサーバーは停止中」と表示しているのを確認します。もしも「InterBaseサーバーは稼動中」なら、そのまま[閉じる](×)ボタンで終了します。「InterBaseサーバーは停止中」と表示されていれば、[起動(S)]ボタンをクリックして起動します。「InterBaseサーバーは稼動中」と変化したのを確認して[閉じる](×)ボタンで終了します。

図09 InterBaseサービスマネージャーの起動
稼動していればInterBaseサービスマネージャーを終了しても稼動したままなんですって。稼動している証拠にタスクバーのインジケータに稼動中を示すアイコンが表示されています。

図10 InterBaseサーバーが稼動しているアイコン
今後InterBaseを使ったプログラムを扱う際は、必ず稼動を確認します。InterBaseサーバーを止めるときは、インジケータのアイコンを右ボタンクリックして「シャットダウン(S)」を選択します。

図11 InterBaseサーバーシャットダウン
InterBaseサーバーを起動しただけだから、まだ何もできていないのよね。ここからがきっと難しいんだわ。教えて、高橋先生!
高橋先生:作業をしていけば作成できるから、そう難しく考えなくて大丈夫。今度使うツールは「IBConsole」だよ。スタートメニューから起動してみてね。IBConsoleはデータベースのツールがいろいろ入っていて、データベースを作ったりSQLを実行することができる。 |
ナッキー:どんな流れで、データベースを作成するんですか? |
高橋先生:ローカルサーバーに接続して、データベースを作成する。次にSQLを使ってテーブルとフィールドを作成する。あとはデータを入力すれば完成。 |
ナッキー:なんだか簡単そうに聞こえます。 |
高橋先生:作業自体は簡単なんだよ。あとは、とにかく操作してみよう。 |
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まずは「IBConsole」を起動してみます。Windows OSのスタートメニューで「Borland InterBase 7.5 Develper [instance = gds_db]」の「IBConsole」を起動します。

図12 IBConsoleの起動
起動できたら、ローカルサーバーに接続するんだったわね。メニューバー[サーバー(S)]の[登録(R)]をクリックします。「サーバーの登録と接続」ダイアログボックスで「サーバー情報」欄では「ローカルサーバー(L)」にチェックをつけます。「接続情報」には「ユーザー名(U):」に「SYSDBA」、「パスワード(P):」に「MASTERKEY」を入力して[OK]ボタンをクリックします。

図13 サーバーの登録と接続
IBConsoleの左欄に「Local Server - gds_db」が登録されます。次に、データベースを作成します。登録した「Local Server - gds_db」を選択して、メニューバー「データベース(D)」の「データベースの作成(W)...」をクリックします。すると「データベースの作成」ダイアログボックスが表示されます。
「ファイル(F):」欄の「File name(s)」の空欄をクリックするとカーソルが表示されるので、保存した居場所をドライブ名からすべて記述し、データベースの名前を「PROFILE.DB」にします。たとえばMy Documentsの「Borland Studio Projects」に保存したい場合は「C:\Documents and Settings\nacky\My Documents\Borland Studio Projects\PROFILE.DB」となります。

図14 データベースの作成
次に「オプション」欄の「Dafault Character Set」項目に「SJIS_0208」を選択します。これで使う文字列の種類を限定できます。「エリアス(A):」欄に「PROFILE.DB」と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
一挙に項目が並びますね。赤い×が付いているときは「PROFILE.DB」をダブルクリックして緑のレ点をつけます。
次にテーブルを作成します。「PROFILE.DB」の下にある「Tables」を選択して、右側の空欄で右ボタンをクリックして、[作成(C)]を選択します。

図15 テーブルの作成
すると、「テーブルエディタ」が表示されます。「テーブル名(T)」欄に「PROFILE」を入力して、右側の[フィールドの追加(A)]ボタンをクリックします。

図16 テーブルエディタ
次は「フィールドプロパティエディタ」ダイアログボックスが表示されます。
この画面でフィールドを1つずつ追加します。まず「名前」欄に「ID」と入力して、「フィールドの種別」に「特定のデータ型(T)」を選択します。新たに表示される[データ型の編集]ボタンをクリックします。

図17 フィールドプロパティエディタ
「データタイプ」ダイアログボックスが表示されます。「SQLタイプ」のコンボボックスで「INTEGER」が選択されていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。

図18 データタイプ
「フィールドプロパティエディタ」ダイアログボックスに戻ったら、画面左下の「NOT NULL」にチェックをつけて、IDの値入力を必須とします。完成したら[OK]ボタンをクリックします。

図19 フィールドプロパティエディタの設定
「テーブルエディタ」ダイアログボックスに戻ったら、プライマリキーを設定します。これはレコードがダブっていないかチェックするなどのための「キー」となるフィールドを定めています。メインとなるキーなので「PRIMARY」を訳して「主(しゅ)キー」とか、そのまま「プライマリキー」などと呼ぶんですって。「ID」が選択されていることを確認して、画面右下の[現在のフィールドを追加(A)]ボタンをクリックします。

図20 プライマリキーの設定
次は「FULLNAME」フィールドです。「テーブルエディタ」ダイアログボックスで、右側の[フィールドの追加(A)]ボタンをクリックします。「フィールドプロパティエディタ」ダイアログボックスの「名前」欄に「FULLNAME」と入力して、「フィールドの種別」欄で「特定のデータ型(T)」をクリックします。表示される[データ型の編集]ボタンをクリックして「データタイプ」ダイアログボックスを表示します。「SQLタイプ」欄は「VARCHAR」を選択します。

図21 データタイプ、文字列の場合
そうすると、設定項目が増えます。キャラクタセットは「SJIS_0208」を選択して、文字長を「16」にします。確認して、[OK]ボタンをクリックします。「フィールドプロパティエディタ」ダイアログボックスに戻ったら「NOT NULL」はチェックをつけずに[OK]ボタンをクリックします。「FULLNAME」フィールドが作成できました。
同様にしてほかのフィールドを設定します。
名前 |
SQLタイプ |
その他 |
NOT NULL |
ADDRESS |
VARCHAR |
キャラクタセット: SJIS_0208 文字長:128 |
なし |
BIRTHDAY |
DATE |
|
なし |
MALE |
BOOLEARN |
|
なし |
PET |
BOOLEARN |
|
なし |
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図22 フィールド完成
「内容」欄を確認して、[OK]ボタンをクリックします。もしも、どこか間違っていたり確認したい場合はフィールドを選択して、画面右側の[Edit Field]ボタンをクリックして設定を確認します。
うまく作成できたことを確認します。IBConsoleの画面で左欄の「PROFILE.DB」の下にある「Tables」項目を選択します。右欄に作成したテーブル名「PROFILE」とOwner名「SYSDBA」が表示されています。

図23 テーブルの確認
右欄のテーブル名「PROFILE」をダブルクリックして、作成したフィールド名を確認したら、[閉じる](×)ボタンで閉じておきます。次に「Indexes」項目を選択すると、右欄には「RDB$PRIMARY1」やその設定が表示されています。手順によっては末尾の数値が「2」や「3」になる場合がありますが、問題はありません。右欄の「RDB$PRIMARY1」をダブルクリックすると、プライマリキーの設定を表示します。下欄の項目名が「ID」になっていることを確認します。確認できたら[閉じる](×)ボタンで閉じておきます。
試しにデータを入力してみましょうか。
もう1度左欄の「Tables」項目を選択して、右欄のテーブル名「PROFILE」をダブルクリックします。「Properties for PROFILE」ダイアログボックスで「データ」タブをクリックして表示を切り替えます。1行目にフィールド名が並び、下に「<null>」と書かれた枠が並びます。
