はじめに
この情報は、現時点でのCodeGearの製品の方向性の概略を説明したもので、この情報に依存した製品購入の決定をされないようにご注意ください。将来の開発、製品機能や特徴のリリースやそのタイミングについては、予告なく変更される場合があります。
概要
2006年11月にJBuilder 2007(英語版)をリリースしたことにより、CodeGearは、Java開発者向けの革新的なツールの提供に対するアプローチについて大きな方向転換を行いました。JBuilder 2007は、メジャーなEclipse IDEコアの上に構築され、既存のEclipseの機能よりも若干よいものを提供しようというのではなく、当初から開発者が抱える問題に対応する革新的な機能の提供に注力してきました。
この最初の試みであるJBuilder 2007では、以下のような機能を提供しています。
- LiveSourceベースのEJBグラフィカルワークベンチ
- LiveSourceベースのJPAグラフィカルワークベンチ
- LiveSourceベースのWebサービスグラフィカルワークベンチ
- LiveSourceベースのUML図
- 包括的なコード設計/実装の分析
- Optimizeitをベースとしたコードプロファイリング、ヒープ分析、スレッドデバッギング
- Optimizeit Request Analyzerをベースとした層をまたいだリクエストモニタリングと分析
- ソース管理、バグトラッキング、要件管理、プロジェクト計画/トラッキング、継続的な統合ビルドなど、ベストプラクティスの開発スタックを活用した統合ツール群による完全なチーム開発環境
さらに、2007年5月には、JBuilder 2007 R2をリリースし、以下のような拡張を行っています。
- チーム環境管理ツール(Project Assist)とサーバープラットフォームのWindows Server 2003サポート
- IDEのWindows Vista、Red Hat Enterprise Linux、Macサポート
- チームの生産性向上の要求に対応するハイレベルな統合機能と可視化機能を提供しながらも、StarTeam(SCM、タスク、変更要求/バグ、要件)とCVSなどのツールセットをプロジェクトごとに選択可能にした、チーム開発環境の強化
- BESアプリケーションサーバーサポート
お客様からのインプット、市場動向、新しいトレンドやテクノロジーなどは、すべてCodeGearの将来の製品計画に関係します。CodeGearのロードマップは、定期的にレビューされ、これらの状況を反映するべく一定間隔でアップデートされます。
将来のJBuilderの機能とテクノロジーは、以下にフォーカスしています。
- Java Web開発の大幅な単純化
- 特にAJAXベースのWeb 2.0アプリケーションの構築にフォーカス
- フレームワークの設定ではなくアプリケーション機能にフォーカスしながらも、複数のサーバーフレームワークを混在させた開発を可能に
- Javaエンタープライズ開発を真に単純化し、開発者が、既存の開発機能の再利用や活用を阻害されることなく、アプリケーション機能にフォーカス可能に
- TeamInsightプラットフォームをより多くのツールが選択できるように拡張
- 静的コード分析機能を連携させて、開発者が開発サイクルの早い段階で、コードの問題を認識し、定量化して解決できるライブコード分析を実現
- 分散アプリケーションの構成
- ユーザー定義のEclipse設定管理と供給
- チェックイン、コードレビュー、ディフェクトライフサイクル管理といった開発者の活動についてのユーザー定義チームワークフロー
従来どおり、このロードマップは、わたしたちの計画と意向を示すものですが、以下に示した製品や機能の提供を約束するものではないことをご留意ください。
リリース計画

JGear "Brisco"
コードネーム: Brisco
タイムフレーム: 2007年後半
テーマ: Eclipse 3.2ベースのIDE向けのソリューション別の拡張
CodeGearは、JBuilder 2007に含まれる主要な生産性向上ツールをベースとした4つのアドオンパックを、Eclipse 3.2ベースのIDEを標準ツールとして導入している開発者向けに提供します。JBuilder製品は、Java開発者にとって最もコストパフォーマンスのよい完全な開発ソリューションですが、既に他のEclipseベースのIDEを使用している方は、JGearパックを用いることで、その開発環境を特定機能について強化することができます。
Briscoは、最新のEclipse 3.2とJBuilder 2007のリリースをベースとしており、以下の機能が含まれる予定です。
- JGear™ Performance for Eclipse: 定評あるOptimizeitテクノロジーをベースとしたこのプラグインには、Java IDEに統合されたプロファイリング、スレッド分析、コードカバレッジツールが含まれています。さらに、QA機能による、コードの設計と実装のための制的分析ツール(Javaコード向け検査・測定機能)も、IDEに統合されます。
- JGear™ LiveSource® for Eclipse: Borland Together LiveSourceエンジンをベースに構築されたこの製品は、ラウンドトリップJava開発を次のレベルに高めます。すべてのJavaコードは、UML 2.0のシーケンス図とクラス図によってリアルタイムかつビジュアルに編集できます。さらに、EJB 2、EJB 3、JPA、Webサービス向けに専用のグラフィカルワークベンチが提供されています。
- JGear™ Team Server for Eclipse: CodeGearの革新的な開発者フォーカスのライフサイクルプラットフォームのインストール/管理ツールProjectAssistが、初めて単独で利用可能になります。Team Server JGearは、ソースコード管理、継続的なインテグレーション、要件管理、プロジェクト計画と管理、変更/欠陥トラッキング、広範囲なプロジェクトポータルといったTeamInsightの完全なライフサイクル開発ツールスタックのワンクリックインストールと設定をサポートしています。
- JGear™ Team Client for Eclipse: Team Server JGearとともに用いることで、Team Client JGearは、ポータルへのアクセス、ピアコードレビューに加え、バグ、タスク、要件、TODOなどの管理のための共有のツールを開発者に提供します。実際のデータがどこに保管されているかは問いません。さらに、Team Client JGearは、オフラインでタスク、要件、バグ情報にアクセスできるブリーフケースモードもサポートしています。
JBuilder “Bonanza”
コードネーム: Bonanza
タイムフレーム: 2008年前半
テーマ: 強力な新しいアプリケーションドリブン開発機能
“Bonanza” は、2008年前半のリリースを予定しているJBuilderの次のメジャーバージョンのコードネームです。Bonanzaは、JavaベースのWebアプリケーション構築のための強力な新しいツールセットを提供します。
一般的に、圧倒的多数のアプリケーションフレームワーク、ライブラリ、サーバーランタイム、コンポーネントパッケージがあることは、Java開発の、とりわけJEE/Java Web開発における強い特性のひとつです。多くの強力なフレームワークが、JSR中心のフレームワークにおける特定の欠点を補うための、オープンソースの活動に起因しています。これらの豊富なツール群によって提供されるJavaサーバーアプリケーション開発の際限ない数のアプローチは、諸刃の剣です。Java開発者は、アプリケーション機能の開発にフォーカスする前に、法外な時間をフレームワークの選定やビルド/ランタイム設定、また異種のフレームワーク間の調整に充当することに慣れきってしまいました。
加えて、どのツールを選択し、設定を選ぶかということを開発の早期段階で決定することが、後で変更することができないために、困難になってきています。このことは、チームがアプリケーションドメインやプロジェクトの要求を後でよく理解するにつれて、早期の決定が無効になることが多いため、不幸なことです。
Bonanzaでは、こうした主要な問題に対応するために、強力かつ革新的な機能を提供します。複雑性に対する伝統的なアプローチは、抽象化でした。しかし、これは、Bonanzaが提供するアプローチではありません。CodeGearは、“Application Factory”と呼ばれる新しい機能セットを提供し、かわりにナビゲーションとロジックのオープンにフォーカスを当てています。
Bonanzaについて現在検討中の特定の分野は以下のとおりです。
- Eclipse 3.3 (Europa) コア
- TeamInsightのStarTeamを含むツールの選択の拡張
- JDK6 サポート
- JEEアプリケーションサーバーサポートのアップデート
- Optimizeitテクノロジーをベースとしたコードカバレッジ、プロファイリング、ヒープ分析、スレッド分析、リクエスト分析
- Eclipse 3.3およびTPTPへの統合
- JDK6およびJEE5のサポート
- Macサポート
- 静的コード分析と動的コード分析の統合
- Macサポートを含むInterBaseのアップデート
- Application Factory
- Tomcat、MySQL、Spring、Hibernate、iBATIS、JUnit、jMock、StrutsTestCase、Canoo's WebTest、Struts Menu、Display Tag Library、OSCache、JSTL、Struts2、Spring MVC、JSFに特化したクロスフレームワークサポート
- ハイレベルアプリケーション機能の開発
- フルスタックを構成可能なフレームワークのサポート
JGear “Laredo”
コードネーム: Laredo
タイムフレーム: 2008年前半
テーマ: Eclipse 3.3ベースのIDE向けのソリューション別の拡張
“Laredo” は、“Brisco” としてリリースされたJGear Packのアップデートとして提供され、Eclipse 3.3への対応とJBuilder 2008用に開発された新機能の追加があります。Laredoについて計画されている特定の変更は以下のとおりです。
- JGear Application Factory
- JGear Performance Monitoring: Optimizeit Request AnalyzerおよびServer Traceがベース
JBuilder “Grasshopper”
コードネーム: Grasshopper
タイムフレーム: 2008年後半
テーマ: Application Factoryの拡張、ユーザー定義への対応
“Grasshopper” では、Application Factory機能の大幅な拡張を予定しています。さらに、供給やライフサイクルに関するチームの問題に対処する機能が追加される予定です。Grasshopperについて現在検討中の特定の分野は以下のとおりです。
- Eclipse 3.4コアアップデート
- JEE およびOSSアプリケーションサーバーフレームワーク向けのアップデート
- Application Factoryのアップデート
- アプリケーションの種類およびサポートフレームワークの拡張
- 固有の自社製フレームワーク/ライブラリ向けのユーザー定義モジュール
- コード再利用検索
- 開発者の共通アクティビティのためのチームライフサイクルワークフロー
- コードチェックイン
- ピアコードレビュー
- テストの自動化とプロファイリング
- ディフェクトライフサイクル管理
- 要件ライフサイクル管理
- Eclipse設定と供給
- ユーザー定義Eclipseプロファイル
- カスタムアップデートサイト
- チームやプロジェクトによるカスタム供給
- 管理された検査可能な設定
JGear “Bumblebee”
コードネーム: Bumblebee
タイムフレーム: 2008年後半
テーマ: Eclipse 3.4ベースのIDE向けのソリューション別の拡張
“Bumblebee” は、JGear Packのアップデートとして提供され、Eclpise 3.4への対応とJBuilder 2009で提供される新機能の追加があります。Bumblebeeについて計画されている特定の変更は以下のとおりです。
- Eclipse provisioning pack
- Eclipse 3.4コア
- すべての既存のJGear Packのアップデート
JBuilder “Optimus”
コードネーム: Optimus
タイムフレーム: 2009年後半
テーマ: 分散Application Factoryの構成
“Optimus” は、TeamInsightとApplication Factoryの双方について、新機能と機能拡張を含む予定です。これらは、既存のアプリケーションとサービスを構成して、すばやくアプリケーションアセンブリを作成できるようにするものです。Optimusは、Eclipseプラットフォームの最新メジャーリリースをベースとすることを計画しており、現時点ではEclipse 3.5への対応が予定されています。
ロードマップの更新履歴
2007/10/30 – Bonanzaのタイムフレームを2007年後半から2008年前半に変更
2007/08/13 – Eclipseベースの方針を反映したCodeGear JBuilderロードマップアップデート
2006/05/16/ – JBuilderロードマップ初版